BLOG ブログ

スタッフブログ

マンションの修繕積立金 高いのはダメ?

目次

マンションの修繕積立金とは

マンションの修繕積立金とは、マンションの共用部分の修繕・維持管理や、不動産としての資産価値の維持するため月々に支払うお金です。これに対して管理人さんの給料や清掃、エレベーターなどの共用部分にかかる月々のコストを賄うお金が管理費です。修繕積立金は文字通り修繕に必要なお金と理解するとよいでしょう。

修繕積立金の額は変わるの?

一般的に新築直後は修繕する箇所などほとんどなく修繕積立金は安く設定されています。しかしマンションも20年、30年と経過すると修理が必要なところも増えてきますし、マンションの建物を維持するため数十年に一度、大規模修繕というのが行われます。ですから修繕積立金は年月が経過するほど高くなっていきます。

修繕積立金は必要なお金

分譲マンションを買うともう家賃を払わなくてよいと考える人もいますが、修繕積立金や管理費を払わなくてはなりません。しかし戸建を買っても家を管理する費用、将来の修繕にそなえる貯金は必要です。ですから修繕積立金を支払うのは特別なことと考えるのではなく、自分たちのマンションの維持のために必要なものだという認識を持ちましょう。修繕積立金が十分に蓄えられていたら、マンションの建物はクオリティの高い状態で維持されることが可能になります。それはマンションの価値、つまり住民の資産価値を高めるのです。

安ければよいとは一概に言えない

当然、月々の出費は少ない方がよいので修繕積立金は安いのにこしたことはありません。管理組合がしっかりしていて必要なお金を計画的に積み立て、管理会社のいいなりになって言い値で修繕をしたり無駄なことをしなければ修繕積立金は必要最小限で抑えられます。しかしマンションの住民が高い修繕積立金は払いたくないという理由で修繕積立金が安い場合、それは問題の先送りです。いずれ必要な維持、管理ができなくマンションは荒れてしまいます。ですから修繕積立金が安ければよいとは一概に言えません。マンションの長期修繕計画をチェックしてマンションが適切に管理されているか確認して判断しましょう。

カラクリを理解しよう

マンションの販売業者はもちろんマンションを売りたいと思ってます。ですから最初は修繕積立金を低く設定してあとから値上げする場合があります。また月々の修繕積立金は高額でないものの大規模修繕が行われる年に修繕積立一時金というものを徴収するマンションもあります。修繕積立一時金が数十万、また百万近くになってしまう場合もあるようです。そうなれば実質上の修繕積立金は月額でも1万円ぷらすと考える必要があります。ですから修繕積立金の額だけでマンションを判断するのではなく。さきほども触れたとおりマンションの長期修繕計画を確認して修繕積立一時金の徴収の有無などもチェックしましょう。

さいごに

残念ながら物価は高騰し、特に建築資材などは大きくその影響を受けてます。ですからマンションの維持費は年々高くなっています。でもそれはマンションに限らず、戸建でも同じですし、賃貸マンションならば賃料が上がっていくことでしょう。これから自分たちの資産を維持していくには必要な経費は高くなっていきます。よく管理されたマンションを探し、修繕積立金の表面的な額で判断するのではなくさまざまな観点から考えて不動産を選んでいきましょう。

SHARE

ブログ一覧