新築マンションと中古マンション 現実的な比較
新築マンションと中古マンション、どちらを選ぶかは自由ですが現実的な見方が大切です。宣伝を少し見るだけではわからい要素がたくさん隠されてます。注意する点には何がありますか？
目次
新築はどんな人が住むかわからない
マンションには維持、管理のため管理組合というのがつくられています。理想はというと住民同士のコミュニケーションがよく、しっかりと管理されているマンションです。新築マンションはこれからどんな管理組合が形成されていくかはまだ未知数ですが、中古マンションはすでに長年管理組合が活動してます。しっかりとした管理のなされている中古マンションに入居できるなら安心です。もちろん管理がよくできていない中古マンションは問題外です。
中古マンションは管理費、修繕積立金が高い
中古マンションとくに築後30年前後の物件は修理が必要なところがたくさんありメンテナンスに資金が必要です。物件は安いと思っても毎月の修繕積立金が高額になっている場合があります。修繕積立金が高額な場合はその点も考慮にいれて選ぶ必要があります。ですので物件価格に管理費や修繕積立金も上乗せして、事実上の物件価格を計算するとよいでしょう。ただ新築マンション、築浅の中古マンションは現時点の修繕積立金は安く設定されてますが、将来、値上げされる可能性もあります。
新築であっても中古マンションであっても現在の価格だけで判断することなく、管理費、修繕積立金なども考慮して選びましょう。
修繕積立一時金も確認
中古マンションの場合、修繕積立金が高額でなくても、修繕積立金の積立額が不足した場合、修繕積立一時金というものが徴収されたりするところがあります。たとえば10年ごとに80万の修繕積立一時金が徴収された場合、月額の修繕積立金に事実上6666円を加えなくてはならない計算になります。そして修繕積立一時金はポータルサイトの宣伝を見るだけではわからないことがほとんどです。ですからマンションの長期修繕計画を確認して修繕積立一時金の支払いの必要、また額を確認しておきましょう。
これから20年、30年後は
新築マンションに比べて、築後20年、30年のマンションは住民も高齢化してます。その場合、いまから20年、30年後はどうなるのでしょうか？住民がさらに高齢化して管理組合の機能が悪くなったり、管理費、修繕積立金の滞納の問題が生じるかもしれません。これから買うマンションは将来どうなるのでしょうか。立地がよく、将来古くなっても売却可能な物件をできる限りさがしていきましょう。
まとめ
マンションに限らず不動産の購入には、物件価格や表面上必要経費だけではわからないたくさんのことが関係しています。ですから信頼できる不動産会社、営業マンに出会うことがとても大切です。ですからお客さまご自身も不動産に関する基本的な知識を身に着けて、不動産業者の方に質問をたくさんぶつけてみましょう。丁寧に誠実にこたえてくれる営業マンがいるはずです。大切な不動産の購入が満足できるものになるといいですね。